「ITパスポートや基本情報について勉強していたけど、暗号(暗号化)ってなに?」
そんな疑問を抱えるあなたへ。
ここでは、暗号(暗号化)とは何かを歴史の観点も踏まえながらわかりやすく解説します。
- ITパスポートの勉強をしている人
- 基本情報技術者試験の勉強をしている人
- エンジニアに興味がある人

ITについて学んでいると、ネットワークやセキュリティの話題で「暗号」が
よく出てくるんだけど、いまいち分からないんだよね

なんだか難しそうなイメージがあるよね
分かりやすく解説しよう!
はじめに
今回は「暗号入門②」です。
前回「暗号入門①」をまだ見ていない方は、先にそちらをチェックしてください。
前回解説した内容のまとめ、用語確認をしていきましょう。

前回のおさらい「シーザー暗号」
前回紹介した「シーザー暗号」について、簡単におさらいしておきましょう。

他人にメッセージを読まれても大丈夫なようにメッセージ内の文字をずらす、という暗号方式でしたね。
もう一度詳しく確認したい方は、前回の記事を参考にしてください。
「平文」と「暗号文」
暗号化されていない状態のメッセージのことを「平文(ひらぶん)」。
暗号化されたメッセージのことを「暗号文」と呼びます。

この場合、
暗号化される前のもとのメッセージ「あしたこうげき」は平文。
暗号化されたメッセージ「いすちさえごく」は暗号文。
もとに戻したメッセージ「あしたこうげき」も平文です。
「暗号化」と「復号」
もとのメッセージを暗号文に変換するのが「暗号化」。
暗号文からもとのメッセージに戻すのが「復号」です。

この場合、
「あしたこうげき」を「いすちさえごく」に変換する処理が「暗号化」。
「いすちさえごく」を「あしたこうげき」に変換する処理が「復号」です。
「アルゴリズム」と「鍵」
暗号化・復号の処理手順が「アルゴリズム」。
アルゴリズムの手順を制御するものが「鍵」です。

この場合、
文字を後ろ、または前にシフトさせるのが「アルゴリズム」。
何文字分シフトさせるかが「鍵」となります。
まとめ

今回は「暗号(暗号化)」に関する用語を「シーザー暗号」の例を使って解説しました。
次回は様々な暗号方式について紹介、整理していきましょう。